松野泰己氏は現実にあった戦争をモチーフにゲームを作るらしいですが(例えばタクティクスオウガのストーリーはユーゴスラビア紛争をモデルにしている)FF12のシナリオは何の戦争を題材にしたんでしょうか?
おそらく根本的な勘違いをなさっているのだと思いますが、
松野氏は壮大な世界観を構築してから、あるいは構築しながら、
ゲーム自体を制作しているのであって、
戦争のモチーフありきでゲームを作っている訳ではありません。
ただ、RPGやSRPGとゆうジャンルの中では、
実際のものかどうかは別としても、
戦争は欠かせないモチーフではありますが、
それでもあくまで世界観構築の中で、
そこに含まれる人間ドラマが主軸になってるかと思われます。
それこそタクティクスオウガが強烈すぎるので、
そういった考え方をされているのでしょうが、
それでもそこまでもろに実在の戦争等のモチーフが
前面出ているのは松野作品の中でもTOくらいのものです。
FF12もそうですが、TOの前作『伝説のオウガバトル』、
あるいはFFT、FFT-A、ベイグラントストーリーなど他の作品では、
部分的に、あるいはTOほどでなくとも影響を受けているかも知れませんが、
いずれにしても、この作品はこの戦争からモチーフを取った、
等とハッキリ言えるものは、聞いたことがありません。
むろん、たまたま自分が聞いたことがないだけかも知れませんが……
逆に、TOでもユーゴ紛争だけでなく、
バルバトス枢機卿は第二次世界大戦時のファシストの独裁者、
ドイツのヒットラーやスペインのフランコ将軍をモデルにしていますし、
後日談に登場する北方の遊牧民族(ヒッタイト)の侵入など、
他の戦争からもモチーフが取られていて、
けっしてユーゴ紛争だけをゲーム化したような扱いではありません。
改めて質問の回答ですが、
FF12も何かモチーフとしている現実の戦争はあるかも知れませんが、
これこそが、と言うほどのものはないかと思います。
そもそもそれほどのものがあれば、
松野さん自身が語っているかも知れませんし、
語らずとも、ファンの誰かが気づいて既に指摘しているはずでしょうが、
やはり、少なくとも自分はそんな話は聞いたことがありません。
それでも納得出来ず、どうしても真相をお知りになりたいのであれば、
ここで第3者に曖昧な憶測を尋ねてみるのではなく、
直接、松野さん自身のツイッターアカウントへ質問してみてはいかがでしょう?
FF12はちょっと解りませんがFFTはバラ戦争、100年戦争終結後に30年続いた権力戦争を元にしたと聞いています。
ヨーク家とランカスター家の長年に渡る戦争で、お互いの家門、白バラと赤バラを掲げ戦ったと言う話しです。(ごめんなさいちょっとうろ覚え)
これらはFFTの50年続いた獅子戦争、お互いの家門の獅子に当て嵌まっていると思います。
FF12は途中から松野さんが抜けた事もあってかストーリー的にはグダグタな印象なんですが…サブは面白かったけど…
実際どの戦争を参考にしたのか、松野さんが抜けなかったらどんなストーリーになっていたのかな気になる所であります。
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